レプリカント

作詞 藤井 樹 / 作曲 藤井 樹
編曲 Broken my toybox

 

どこまでも先があるような気がして歩いてきたんだ

掴めそうだって信じていた僕らは綺麗な気がした

翼を背に生やして遠くへ飛ぼうとしていた

身体は速度を増して静かに落ちていった

 

汚れない様になるべく慎ましく生きていこうと

誓えども鏡を見るだけで吐き気がしてしまって

素直になろうとして

尚更嘘ばかりついて

上手く笑えなくなった

身体が空に舞った

 

今地面について

身体が砕けた、その瞬間に

電気がついて、真上を見上げた

空なんてどこにもなかった

痛みが遠のいて

空っぽになっていく心に

僕の全ては置きざりになったんだ

あの小さな器の中に

 

話せば誰かが笑うような気がして怯えていたんだ

気づけば世界でひとりきりだ、

本当は違ったはずなのに

 

小さく丸まった身体を抱えて

『耐えられない』と人に縋って

縋ることさえ申し訳なくなって

一人で終わらせようとした

 

今地面について

身体が喰われた、その空間で

天気が晴れて腐り始めてく

「これでいい」だなんて思っていた

痛みはもうなくて

バラバラになっていく心に

僕は全てを押し付けて逃げたんだ。

誰も見たことのない世界の外へ

 

「最果てを見に行こう、

例えどこにもなくても

君がいればいい」

なんて言えればいい、

僕にその強さはなかった

気づくのが遅すぎた

 

今時間が止まって

身体に触れられた、この空間で

電池が切れた日を思い出した

君だけは消えず残っていた。

今更気がついた

空っぽになるはずの心に

置きざりにできないものがあったんだ

この小さな世界の中で

 

生きてきた

生きていた

生きていたい

生きていく